豪：電力大手Alinta Energy社がVIC州Spinifex沖合に風力発電所を建設することを計画、Portlandアルミニウム製錬所に電力供給を行う可能性も

　2021年12月7日付けの地元メディアによると、豪州の電力供給大手Alinta Energy社は、4bA$を投じてVIC州の沖合に送電網への接続が可能な約1,000MW規模の風力発電所を建設することを計画していることを明らかにした。同社は、同発電所が建設されれば、米Alcoa社が60％の権益を保有する豪Alcoa of Australia社と中CITIC（中信）社、丸紅の3社が各55％、22.5％、22.5％の権益比率で操業する同州Portlandアルミニウム製錬所や周辺の工業地区に100％再生可能エネルギーの電力を供給することが可能となるとしている。Alinta社は現在、Spinifexから10km沖合の約500km²の海域で同発電所の候補地についての調査を進めているとしている。一方、Portland製錬所は、同発電所の建設計画について、「アルミニウム産業における脱炭素の方向性に整合するものであり、同製錬所の長期的な持続性を更に向上させる可能性を持つものである。」としている。