インドネシア：Nickel Mines社、Oracle Nickel Projectの正式契約を締結

　2021年12月8日付け豪Nickel Mines社ニュースリリースによると、中央Sulawesi州Morowali工業団地（IMIP）内で建設を開始したロータリーキルン電気炉（RKEF）4ラインからなる開発プロジェクトであるOracle Nickel Projectの70％（371mUS$相当）の持分を取得するために、Shanghai Decent Investment社と拘束力のある正式契約を締結した。また、Oracle Nickel Projectに154mUS$の株主貸付を行う。
　Oracle Nickel Projectは、ニッケル銑鉄（NPI）に含まれるニッケル換算で年間36千tの生産能力を持つ4基のRKEFラインと、それぞれのRKEFラインの操業に必要な付帯設備で構成されている。
　また、Oracle Nickel Projectでは、RKEFラインおよびIMIPの全体的な系統電力需要を支える380MWの自家発電所（Captive Power Plant）の建設も行う。
　本契約に基づいて、Shanghai Decent Investment社がOracla Nickel Projectの設計・建設を主導し、プロジェクトのRKEFライン4本の試運転を2023年2月19日までに、発電所の試運転を2023年7月19日までに開始する。