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2021年12月15日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:PT Timah、TSLアウスメルト炉の完成は2022年第2四半期

 2021年12月10日付け現地メディアによると、PT Timahは、Bangka Belitung諸島州のBangka Barat県Muntokにある新しい錫製錬所プロジェクト(別名TSL(top submerged lance)アウスメルト炉)を2022年の第2四半期に完成させると発表した。
 PT Timah Abdullah Umarコーポレート・セクレタリーによれば、同プロジェクトの建設進捗は2021年12月初旬時点で84%に達している。完成目標は2022年第2四半期頃である。
 PT Timahは当初、TSLアウスメルト炉を2021年末までに完成させることを目標としていた。しかし、PT Timah社長Riza Pahlevi氏は、2021年8月に80mUS$のプロジェクトは2022年の第1四半期に完了すると発表した。
 PT Timahによれば、TSL アウスメルト炉の技術は、先進的な技術により生産コストの削減を可能にし、環境にも優しいことから、錫加工における新たな技術の変革を意味する。
 TSLアウスメルト炉は、錫の純度が40%以上の錫鉱石精鉱を処理することができ、年間40千tの粗錫、または年間35千tの錫インゴットの生産能力を有する。

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