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2021年12月15日 ジャカルタ 白鳥智裕

フィリピン:鉱業界が気候変動プロトコルを採択

 2021年12月7日付けメディアによると、フィリピン鉱業会議所(CoMP)は、持続可能性プログラム「Towards Sustainable Mining(TSM)」にて提唱される気候変動プロトコルを採用するとともに、鉱山の尾鉱管理に関する基準を世界的な規範と一致させた。
 CoMPによると、TSMは2004年にカナダ鉱業協会によって設立された世界的に認められたプログラムであり、鉱業会社が主要な環境・社会リスクを管理する際の指針となるものである。この世界的な業界標準は、2020年に尾鉱施設の運営者に対して発行され、地域社会や環境への害をゼロにすることを支援する。
 TSM community of interest(CoI)のパネルメンバーであるCarlos Primo C. David氏は、気候変動がフィリピンのような熱帯の島国に与える影響が非常に大きいことから、このプロトコルは重要であるとした。また、この気候変動プロトコルとそれをサポートするガイドは、鉱業会社が地域の影響に対処するために必要な焦点を提供し、これを通じて、気候変動に対処する世界的な努力に貢献することを可能にすると述べている。
 同氏は、気候変動ガイドが、鉱山会社の操業上の意思決定に気候変動を考慮するための手順を提供する唯一の鉱山関連文献であるとする。
 その他のTSMプロトコルには、Water Stewardship(積極的な水の管理)、児童労働・強制労働の防止、生物多様性保全管理、健康と安全、先住民とコミュニティへの働きかけ、危機管理などがある。
 現在、TSMのパートナー国は、アルゼンチン、オーストラリア、ボツワナ、ブラジル、カナダ、コロンビア、フィンランド、ノルウェー、フィリピン、スペインである。

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