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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2021年12月16日 バンクーバー 佐藤すみれ

グアテマラ:Fénixニッケル鉱山の操業に係る先住民協議が完了

 2021年12月13日付け業界紙によると、グアテマラエネルギー鉱山省(MEM)は、Fénixニッケル鉱山の操業に係る先住民協議が完了したことを発表した。同鉱山は、国際労働機関(ILO)169号条約(1989年の原住民及び種族民条約)の協議規則を遵守していないことを理由に、2019年7月に憲法裁判所により操業停止が言い渡されたほか、同条約に基づく協議の実施がMEMに課されていた。MEMによると、同省、地元ケクチ族ならびにオペレーターであるCompañía Guatemalteca de Níquel(CGN)社の間で合意に至り、協議は成功裏に終わったと発表された。協議内容は地元の開発計画、住民の雇用、先住民族の文化や精神性等多岐に亘り、合意内容には社会的、経済的、環境的影響の軽減やCGN社によるロイヤルティ3mGTQ(ケツァル:約390kUS$)の支払いが含まれている。
 次のステップとして、MEMは憲法裁判所による命令を順守し、全ての手続きが完了したことを2022年初頭の決議をもって確証を得ることとなる。CGN社の広報担当者によると、同社は現在停止している鉱業権が2022年初頭に再有効化されると見込んでいる。業界では、今回の協議方法がILO169号条約に準拠していると認められる場合、他の鉱山事業に関連する先住民協議プロセスの迅速化をもたらすことや、長期操業停止中のEscobal銀鉱山の問題解決に繋がることが期待されている。

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