閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
アルミニウム/ボーキサイト
2021年12月24日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:MIND ID、2030年に1.4百万tのCO2排出削減を目指す

 2021年12月20日付け現地メディアによると、国有企業(BUMN)の鉱業持株会社Mining Industry Indonesia(MIND ID)は、様々な脱炭素化施策を通じて、2030年からグループ全体の排出量をCO2換算で年間1.4百万t削減することを目指している。
 MIND IDのInstitutional Relations DirectorであるDany Amrul Ichdanによると、同グループの排出量は2030年に年間7.3百万tCO2e(CO2換算量)に減少すると予測され、BAU(business as-usual)シナリオでは、8.7百万tCO2eになる。また、同グループは、年間630千tのCO2排出削減策に加えて、さらに現在検討中の対策から年間770千tのCO2排出削減の可能性があるとしている。
 同グループの子会社においても、カーボンオフセット対策を開始している。PT Timahの鉱山跡地の再生は2025年の完了を目指し、年間270千tのCO2排出削減を見込んでいる。PT Bukit Asam(PTBA)の鉱山跡地の再生と流域(またはDAS)の保全も開始しており、いずれも2027年の完了を目指し、年間22万tのCO2排出削減を見込んでいる。
 このほか、PT Inalum製錬所でのディーゼル燃料からよりクリーンなLNGへの転換(年間1.01百万tCO2eに減少)、発電所でのタービン改造(年間50千tCO2eに減少)なども実施されている。
 また、PT Inalum製錬所では、上記とは別件の効率化プログラム(年間1.01百万tのCO2排出削減)も計画されており、PT Timahの錫製錬所でのウッドペレット石炭の混合(年間1.01百万tのCO2排出削減)や、PT AntamのLNGと高速ディーゼルへの燃料転換(年間で110千tのCO2排出削減)等も計画段階に入っている。
 MIND IDは、ボーキサイトからアルミナへの加工や、PT Inalumによる焼成石油コークスの製造など、上流部門においても年間約1百万tのCO2排出削減が可能な対策を特定したという。この計画は現在、設計段階に入っている。

ページトップへ