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インドネシア:HPAL製錬所完成に伴い、約5千万t/年のリモナイトニッケル鉱石需要が発生
2021年12月22日付け現地メディアによると、インドネシアニッケル鉱業者協会(APNI)は、計画中の高圧硫酸浸出(HPAL)製錬所が完成すれば、リモナイトニッケル鉱の国内需要は年間約5千万t、サプロライトニッケル鉱石については1.2百万tに達すると予測した。APNIのデータは、PT Halmahera Persada LygendとPT Gebe Industry Nickelが所有する既存の2つのHPAL製錬所に加え、8社が新しいHPAL製錬所の開発を計画していることを示している。
PT Halmahera Persada Lygendは、年間約7.82百万tのリモナイトニッケル鉱石を製錬し、PT Gebe Industry Nickelは、年間約1.32百万tを必要とする見込みである。
業界関係者によれば、PT Trinitan Metals and Minerals、PT Ceria Nugraha Indotama、PT Kolaka Nickel Industryの3社が年間8.5百万tのリモナイトニッケル鉱石を製錬する高圧硫酸浸出(HPAL)製錬所を建設する予定である。Sulawesi州でHPAL製錬所を開発し、さらに電気自動車(EV)電池の化学材料となる硫酸ニッケルと硫酸コバルトに加工できる中間製品、混合水酸化物沈殿物(MHP)を生産する予定である。
