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ニュース・フラッシュ

鉱種:
グラファイト
2022年1月5日 バンクーバー 佐藤佑美

米・モザンビーク:豪Syrah Resources社、米Tesla社と黒鉛アノード材料のオフテイク契約を締結

 モザンビークでBalamaグラファイト鉱山を操業する豪Syrah Resources社は、2021年12月23日付けプレスリリースの中で、米大手電気自動車(EV)メーカーのTesla社と黒鉛アノード材料のオフテイク契約を締結したことを発表した。米LA州Vidaliaにある同社の工場から生産されるアノード材料の大半について、最初の4年間Tesla社に供給する。同社は2023年に商業規模の初期生産能力拡張(10千t/年超)を行う計画で、これに伴いTesla社は追加のオフテイクを獲得できるオプションを有する。本拡張に向けたFIDは2022年1月中に行われる見通し。
 Syrah Resources社はBalama鉱山で生産される天然黒鉛を原料として、Vidalia工場にてバッテリー仕様の前駆体および活物質を生産することで、中国国外初の主要な垂直統合型メーカーとなることを目指している。なお、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、Balama鉱山は2022年3月末から約1年間操業を休止していた。

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