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インドネシア:2021年の輸出額、一次産品が牽引し230bUS$に達する可能性あり
2021年12月23日付け複数のメディアによれば、インドネシアの2021年輸出額は225~230bUS$に達する可能性があり、東南アジア最大の経済圏としては過去最大になると、Muhammad Lutfi貿易相が同日に発表した。石炭、パーム油、錫、鉄鋼、ゴムなどの主要産品の価格上昇を背景に、資源国は輸出ブームに沸いている。
2021年1~11月までの輸出額は209.2bUS$に達し、前年同期比で約43%増加した。11月の出荷額は22.84bUS$で、月間では記録的な数字であった。
Muhammad Lutfi大臣は記者会見で、2021年12月もこの数字が続くようであれば、2021年は輸出史上最高となると述べた。
インドネシアのこれまでの輸出の最高記録は、前回のコモディティアップサイクルのピークであった2011年の203.5bUS$であった。Muhammad Lutfi大臣は、2021年の貿易黒字は、350bUS$になると付け加えた。この予測は、2007年以来、国の貿易黒字としては最大のものである。
一次産品貿易の大幅な黒字により、インドネシアは2021年、10年ぶりに経常収支の黒字を記録する可能性があると中央銀行は述べ、国内総生産に対して0.3%の黒字から0.5%の赤字という予想レンジを示した。
