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2022年1月5日 ジャカルタ 白鳥智裕

フィリピン:環境天然資源省、露天掘り採掘の解禁に関する規則を厳格化

 2021年12月24日付け現地メディアによると、環境天然資源省(DENR)は露天掘り禁止の解除に伴い、潜在的な環境懸念を和らげるために、厳しい省行政命令(DAO)を打ち出している。
 Jim Sampulna環境次官(執行・鉱業・イスラム担当)によれば、Roy Cimatu環境長官が露天掘り解禁に関するDAOの改訂を命じたとのこと。2021年10月、DENRが環境保護団体をなだめるために行われたとされる露天掘り禁止を維持するという以前の決定を撤回し、当該DAOの起草を進めたと報じられた。
 同次官によると、Cimatu長官は、より厳格な規制と政策の実施を望み、露天掘りが許可された場合、事故防止の徹底と環境安全の確保を求めている。なお、露天掘りの禁止を最終的に解除するようDENRに直接働きかけたのは、鉱山会社である。
 他方で、2021年10月、DAOの最初の草案を知ったGreen Thumb Coalitionの呼びかけ人でありAlyansa Tigil Mina(ATM)ナショナル・コーディネーターのJaybee Garganera氏は、森林破壊の防止と残された重要な生物多様性地域の保護を根底から覆すとして、直ちに拒否反応を示した。また同氏は、フィリピンの鉱物に対する中国の巨大な需要が、パンデミック下でも積極的に採掘を促進するというこの政策方針を後押ししていると述べている。

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