ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 金 銅 アルミニウム/ボーキサイト 錫 ニッケル
インドネシア:国内ニッケル製錬業界への投資額が15.7bUS$を突破
2021年12月29日付け現地メディアによると、Agus Gumiwang Kartasasmita産業大臣は、同国のニッケル製錬産業への総投資額は15.7bUS$を超えたと発言した。また、フェロニッケルの輸出も増え続けており、インドネシアに外貨収入をもたらしている。同大臣によれば、2020年にフェロニッケルの輸出は4.7bUS$に達し、2021年1~10月の期間では5.6bUS$を記録した。なお本発言は、中Jiangsu Delong Nickel Industry社(江苏德龙镍业有限公司)の現地法人、PT Gunbuster Nickel Industry(PT GNI)が所有する中央Sulawesi州北Morowaliの新しい年間1.8百万tの生産能力を有するフェロニッケル製錬所の落成式の後で述べられたものである。
World Top Exportのデータによると、インドネシアはニッケルベースの製品(ステンレス鋼スラブ、ステンレスビレット、ステンレスコイル)の世界最大の輸出国であり、2020年の輸出総額は1.63bUS$であった。
またAgus大臣は、政府は鉱物輸出禁止政策を拡大し、ボーキサイト、銅、金、錫など他の鉱種を含めて、様々な商品からより大きな付加価値を生み出すことを目指すと述べた。
