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豪:Hancock Prospecting社、WA州Australian Premium Iron鉄鉱石プロジェクトの開発に関する合意を同プロジェクトの権益保有社と締結
2021年12月24日付けの地元メディアによると、豪Hancock Prospecting社は、WA州Australian Premium Iron(API)鉄鉱石プロジェクトの開発に関する合意を、中国鉄鋼最大手のBaowu社(宝鋼集団)をはじめとする同プロジェクトの権益保有社と締結したことを明らかにした。同プロジェクトは、Baowu社が42.5%、豪Mineral Resouces社が7.5%、米国のコモディティ商社であるAMCI社が25.5%、韓POSCO社が24.5%の権益を保有し、JORC規定に準拠する資源量が26億t、採掘量及び輸出量が最大40百万t/年と試算される大型プロジェクトであるが、2016年から当時における鉄鉱石価格の安値傾向を理由に休止されていた。Hancock社は、今回の合意に基づき同プロジェクトのBFSを行い、同プロジェクトの権益保有者の最終投資決定に従った開発と操業を行うとしている。同メディアによると、同プロジェクトでは鉄鉱石輸出が2023年に開始される見通しで、これらの輸出においてはHancock社が70%の権益を保有するWA州Roy Hill鉄鉱石鉱山の鉄道と港湾インフラが使用される予定である。
