閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他
2022年1月7日 シドニー Whatmore康子

豪:国内の新規資源プロジェクト、今後5年間に合計16万5千人の雇用を創出する見通しも技能保持者不足が深刻化する恐れ

 2021年12月30日付けの地元メディアによると、豪州では今後5年間に資源の新規プロジェクトがFSの段階であるものなども含めて352件となり、合計16万5千人の雇用を創出する見通しであることが、豪資源エネルギー業界で最大の経営者団体である豪州資源エネルギーグループ(Australian Resources and Energy Group:AMMA)が行った分析で明らかになった。一方、AMMAは、豪州の資源業界ではCOVID-19の蔓延を防止するために設けられた人的移動の制限により、Fly-in Fly-out(FIFO)の勤務形態による人員や海外からの技能保持労働者が慢性的に不足しているうえ、今後5年間には技能保持者の不足数が10万人となり、これまでにないほどの深刻な人手不足に陥る恐れがあるとも予測している。AMMAによると、現在、資源企業は人手不足の中において人員を確保するために賃金を値上げせざるを得なくなっており、これらの企業の多くは従業員の週賃金を豪州の平均賃金の2倍以上に設定している。

ページトップへ