閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他
2022年1月12日 シドニー Whatmore康子

豪:Morrison首相、岸田首相との会談を行い、日豪間の資源安全保障や脱炭素に関する相互協力を再確認

 2022年1月6日付けの日豪両政府の発表によると、豪連邦Scott Morrison首相が2022年1月6日に岸田首相とオンライン会談を行い、両国間の資源安全保障や、テクノロジーを通した脱炭素に関する相互協力の再確認を行ったことが明らかとなった。両首相はこの会談において、電気自動車(EV)で使用されるリチウムイオン電池(LIB)の材料や再生可能エネルギーなどの設備に使用される鉱物として定義される「クリティカルミネラル」のサプライチェーン開発などで資源の安全保障を行うこと、及び温室効果ガス(GHG)無排出または低排出の技術で製造される水素(クリーン水素)のサプライチェーン開発などを通して両国における脱炭素を達成することなどを再確認したとしている。また、Morrison首相はこの会談の声明において、豪連邦政府が150mA$枠を設けて今後5年間にクリーン水素や、その派生物であるアンモニアのサプライチェーン開発を支援するプログラム「Australian Clean Hydrogen Trade Program:ACHTP」を実施し、同プログラムの初回ラウンドにおいては、テクノロジーを通した脱炭素に関する日豪のパートナーシップ「Japan-Australia Partnership on Decarbonisation through Technology」に基づき、豪州から日本へのクリーン水素輸出に焦点を置くことを表明した。

ページトップへ