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中国:中国希土集団有限公司が正式に発足
2021年12月23日付けで、中国希土集団有限公司(以下、中国希土集団)が正式に発足した。
中国希土集団は、中国アルミ業集団有限公司、中国五鉱集団有限公司、贛州レアアース集団有限公司の統合によるもので、レアアース資源の強みを活かし、レアアース業界の成長を共に実現するため、中国鋼研科学技術集団有限公司、有研科学技術集団有限公司等2社の希土類科学技術開発企業も参入した。市場化や法的整合性といったルールに基づき設立された、大規模なレアアース企業集団である。
中国希土集団の株式権益構成は、国務院国有資産監督管理委員会31.21%、中国アルミ集団有限公司20.33%、中国五鉱股份有限公司20.33%、贛州希土集団有限公司20.33%、中国鋼研科学技術集団有限公司3.9%、有研科学技術集団有限公司3.9%である。
今回の組織統合は、以下4点の理由、目的をもって行われた。
レアアース産業の発展過程において、各企業の「小規模、分散、脆弱」といった問題点を克服すべく、2003年から現在まで3回の統合が行われたが、より業界の成長を促すべく、統合再編且つ集約化することとなった。これにより立ち遅れた生産能力を淘汰し、資源の市場最適化を目指すとしている。
中国はレアアースの原料供給大国である中、中国希土集団の設立はレアアース業界のグリーン成長・構造転換にとって重要である。グリーン低炭素は今後の成長の要であり、「双炭(ダブルカーボン)」目標は、中国の世界に対する厳粛な誓いである。また、「双炭(ダブルカーボン)」目標の実現に向け、南方のイオン吸着型レアアース鉱石のエコな開発や環境保護を加速し、レアアース業界の健全で持続可能な成長を実現する鍵である。
中国希土集団の設立は、レアアースの産業発展を実現するのに客観的に必要であった。レアアースの基礎知識や元素の特徴を活かし、共通課題を克服する系統的な研究に資するものである。また業界の上流と下流を繋ぎ、更に円滑な連携交流を図る。これによって従来型産業の品質向上、及び戦略的な新興産業の発展を目指すとしている。
中国希土集団は、レアアースの技術開発、探査、分離製錬、精密加工、実用化、プラント、産業インキュベーター、技術コンサルティング、輸出入事業に特化することとなる。世界的に競争力を持つ一流のレアアース企業に成長させる、としている。


