豪：EQ Resources社のQLD州Mt Carbineタングステンプロジェクト、貯鉱からの精鉱生産量が40t/月以上と過去最高水準に

　2022年1月10日付けのメディアによると、豪EQ Resources社は、QLD州Mt Carbineタングステンプロジェクトにおいて、貯鉱からの精鉱生産量が2021年12月に40t/月以上（WO₃含有量50％）となり、過去最高水準に達したことを明らかにした。同プロジェクトは、同社が2019年6月にMt Carbineの採石場を運営するMt Carbine Quarries社を買収したことに伴い、1970～1980年代に操業されていたMt Carbine鉱山における2鉱区の採掘権を取得したことから、同鉱山の再開発や選鉱施設の再開を2020年下半期から実施しているものである。現在EQ Resources社は、同プロジェクトにおいて同鉱山の貯鉱から精鉱を生産しているが、今回の生産量増加は、同社が2020年から金属リサイクル企業の独Crominet Group社と共同で進めている同鉱山の選鉱施設改修においてX線を使用したXRTオアソーターの稼働が1日24時間ベースで行われることが可能となり、選鉱の効率が大きく向上したからであるとしている。