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エクアドル:国会で審議中の鉱業法改正案、1回目の審議を実施
国会の発表によると、国会の生物多様性委員会が作成した報告書に基づき、2022年1月4日、国会本会議で鉱業法改正案の1回目審議が行われた。
法改正の主な目的は、人々の生活や自然・水源の保護、違法採掘者の処罰である。他には、採掘活動中の企業による水処理の義務付け、法の不遵守による鉱業権益失効の条件の確立、情報透明化の促進やロイヤルティの適切な管理も含まれる。
審議では、違法採掘の取り締まりの必要、地下水の適切な管理、ロイヤルティの金額、鉱業開発基金の設立、閉山後の修復などに関して意見が述べられた。
また、鉱業プロジェクトのある地域の先住民等を対象に「立法のための事前協議」(consulta prelegislativa)を実施することが決定された。この事前協議は、国会の生物多様性委員会が実施するものであり、1.保護区域、2.鉱業権、3.廃滓、4.水処理、5.鉱業活動の終了、6.情報入手・参加・協議の権利、7.鉱業権の付与、8.住民協議の特別な手続き、9.市民参加監査機関の設立、10.先祖伝来の鉱業、の10項目について話し合われる。
