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- レアアース/希土類
豪:WA州環境保護委員会、Iluka社のWA州Eneabba鉱山のレアアース精錬事業案について「環境影響の審査は必要なし」と判断
2022年1月12日付けの地元メディアによると、WA州環境保護委員会(EPA)は、豪Iluka Resources社が同社の操業するEneabba鉱山において、レアアース精錬所事業案件は「環境に与える影響がそれほど甚大でない。」として、環境影響の審査を行う必要はないと判断したことを明らかにした。EPAは、同案件が内水面や陸地に環境影響を与えるリスクがある一方で、これらのリスクを十分に管理することが可能であること、及び、既存事業であるEneabba鉱山内に存在することから環境影響を受け易い要素が限定的であることなどを、今回の判断の具体的な理由として挙げている。また、同案件は、同鉱山におけるレアアース事業のフェーズ3として実施されるもので、同鉱山で生産されるモナザイト精鉱を、年間に約17.5千tのレアアース酸化物またはレアアース炭酸塩に精錬するものである。
