インドネシア：PT Smelter Nikel Indonesiaのニッケル製錬所、2022年第1四半期に操業開始

　2022年1月13日付け現地メディアによると、PT Smelter Nikel Indonesia（SNI）は、Banten州のニッケル製錬所プロジェクトの商業運転を2022年第1四半期に開始する見込みである。エネルギー鉱物資源省のArifin Tasrif大臣によれば、同社は2021年に生産試験を行ったが、運営資金が不足しているため商業生産を延期した。
　PT SNIのニッケル製錬所は、政府が2021年に操業を開始することを目標とした5つの製錬所の1つだったが、2021年4月に操業を開始したBanten州のPT Cahaya Modern Metal Industriのニッケル製錬所と2021年6月に操業を開始した北MalukuのPT Halmahera Persada Legendの高圧硫酸浸出（HPAL）製錬所の2つだけが操業を開始した。
　Arifin大臣によれば、PT SNIがそれぞれ所有する他の3つの製錬所プロジェクト、PT Kapuas Prima Citra中央Kalimantan州の製錬所プロジェクトとPT Antamの北Maluku州の製錬所プロジェクトは、様々な問題のために2021年に操業を開始できなかった。
　エネルギー鉱物資源省は、2022年、上記3つを含む7つの製錬所が商業運転を開始することを期待している。