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- 銅 ニッケル
ザンビア:加First Quantum社、Kansanshi・Sentinel銅鉱山の今後3年間の生産見通しを発表
2022年1月17日付けにて、銅生産者の加First Quantum社は、2021年の生産実績と今後3年間の見通しを発表した。同社の2021年生産実績である銅量816千t/年(前年比5%増)は、パナマのCobre Panama銅鉱山での生産量増加が大きく貢献した。また、同社がザンビアにて操業するKansanhi銅鉱山及びSentinel銅鉱山については、鉱石品位の低下から、生産量はそれぞれ202千t/年(同8.6%減)及び233千t/年(同7.2%減)であった。今後3年間においては、同社全体で銅の生産量は850~910t/年に増加する見通しである。Kansanshi銅鉱山では、2022年及び2023年の生産量として190~210千t/年で推移すると予測されているが、2024年には拡張計画(S3拡張)の操業が始まることを踏まえ、205~220千t/年と増加する見込みとされている。一方Sentinel銅鉱山においては、同3年間においては255~290千t/年で推移する見通しである。また、2023年からは、ザンビアのEnterpriseニッケル鉱床の操業開始を想定し、5~10千t/年のニッケル生産量を計上している。Kansanshi銅鉱山でのS3拡張、Enterpriseニッケル鉱床の操業は、まだ最終的な役員会の承認が得られていないことから、開発時期はその承認次第と考えられる。
