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豪:Rio Tintoの2021年における鉄鉱石出荷量、321.6百万t/年と予測を僅かに上回るも前年比では3%減に
2022年1月18日付けの地元メディアによると、Rio Tintoの2021年の鉄鉱石出荷量は321.6百万tと、同社が2021年10月に5百万t/年の下方修正を行った予測量最低値の320百万tを僅かに上回ったが、前年比では3%減となったことが明らかになった。同社はこの背景について、同社の鉄鉱石生産地であるWA州Pilbara地域において、2021年上半期の降雨量が例年より多かったこと、文化遺産マネジメントが行われたことなどがあるとしている。同社は、2022年における鉄鉱石の生産量については320~335百万t/年と予測しているが、この予測については、感染力が非常に強いとされるオミクロン株などのCOVID-19変異種が、今後更に蔓延することによって人材が不足するなどのリスクを考慮に含めていないとしているため、同メディアは、WA州で2022年2月5日に人的移動の制限が緩和された後に変異種が流行すれば、この予測量の達成に影響が生じるおそれもあるとしている。一方、Rio Tintoは2021年におけるその他の鉱種の自社生産量について、ボーキサイトが54.3百万t/年と前年比3%減、アルミニウムが3,151千tと同比1%減、銅が494千t/年と同比7%減となるなど、ほぼ全鉱種において前年より低下したとしているが、この理由にCOVID-19の流行が長引いていることなどを挙げている。
