米：American Resources社とThe Heritage Group社、レアアース永久磁石やバッテリーリサイクル事業で連携

　米国を拠点とするエネルギー素材メーカーのAmerican Resources社は、2022年1月11日付けプレスリリースによれば、子会社のAmerican Rare Earth社を通じて、The Heritage Group社傘下の投資部門である米HG Ventures社と重要鉱物に関する循環型サプライチェーンの構築に向けて連携する。両者は、使用済みのレアアース永久磁石やバッテリー材料のほか、Eスクラップの調達を強化するとともに、米国や世界市場に向けた製品供給等の分野で協力する。American Resources社は、特許取得済みの精製・分離技術を用いてレアアース（ネオジム、プラセオジム、ジスプロシウム）およびバッテリー材料（コバルト、ニッケル、リチウム、マンガン）のリサイクルを行うことを目指しており、2022年上半期中に米IN州で商業プラントの稼働を予定している。
　なお、The Heritage Group社のバッテリーリサイクル事業部門は、2021年10月に北米最大級の電池リサイクル企業である米Retriev Technologies社との合併を発表している。Retriev Technologies社は、北米の老舗バッテリー・貴金属リサイクル業者のKinsbersky Brothersと資本関係にある。