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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2022年1月28日 バンクーバー 佐藤佑美

米:内務省、Antofagasta社の米MN州Twin Metals銅・ニッケルプロジェクトに係る鉱物リースを取り消し

 2022年1月26日付け地元メディアによれば、米内務省は、チリ産銅大手Antofagasta社の子会社であるTwin Metals Minnesota社が米MN州北東部で進めるTwin Metals銅・ニッケルプロジェクトに係る2つの鉱物リースを、「法令や規制に反して不適切に更新された」ことを理由に取り消すことを明らかにした。同プロジェクトは、米加国境の自然保護区Boundary Waters Canoe Area Wilderness近隣に位置することから、環境保護団体などからの訴えを受けて、Obama政権下にて当該地域での新規リースおよび許認可の発行凍結措置が講じられていた。その後、Trump政権はこれを撤廃し、同社の鉱物リースを更新したが、2021年10月にBiden政権下の米農務省森林局(US Forest Service)は、Obama政権と同様の措置を再導入することを提案していた。Twin Metals Minnesota社は1月26日付けプレスリリースの中で、本決定が政治的意図によってなされたことに遺憾の意を示した上で、プロジェクトを阻止しようとする試みに打ち勝つとコメントしている。

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