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ペルー:Apurimac州政府、南部鉱物輸送道に替わる新たな鉱物輸送道ルート案を発表
2022年1月26日付け現地紙によると、Apurimac州政府は、同州に位置するLas Bambas銅鉱山やその他の鉱業プロジェクトからの鉱物輸送を目的とする「アンデス横断経済道(Corredor Economico Transandes)」建設構想に関し、同州内におけるルートを発表した。
Aprimac州政府運輸通信局長によると、同州内のルートは全長265kmで、Cotabambas郡Challhuahuacho区を起点としてHaquira区を通過後、Antabamba郡のAntabamba区、Totora Oropesa区、Juan Espinoza Medrano区を通過、そしてAymaraes郡Cotaruse区に到着する。また、およそ45日間で本プロジェクトの実施に必要な技術文書が完成可能であるほか、建設コストはおよそ236mPEN(ソーレス)、建設期間は8~10か月となる見通しを示した。さらに、州政府は多年度プログラムの中の本道路建設の構想を既に承認しているほか、必要な資金の確保に向けて動き始めている旨明らかにした。
また、Apurimac州政府代表者らは、抗議デモにより頻繁に閉鎖される南部鉱物輸送道を巡る問題を取り扱う協議会の中で、Las Bambas銅鉱山をはじめとする州内の鉱物資源採掘に由来する鉱業CanonはApurimac州だけに裨益するべきだと主張、新たな代替道の建設により近隣州との対立も沈静化するとの考えを示した。
