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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2022年2月1日 バンクーバー 佐藤佑美

加:Teck Resources社が2021年Q4速報を公表、コスト圧力を背景に2022年のCAPEXは500mC$増へ

 加Teck Resources社は、2022年1月27日付けプレスリリースにて、2021年Q4販売・生産に関する速報値、およびCOVID-19による事業への影響と2022年の見通しを公表した。2021年11月中旬に加BC州を襲った集中豪雨と土砂崩れ、それに続く寒波の影響により、鉄道網や港湾サービスに混乱が生じたことから、同社の原料炭および銅事業はロジスティクス上の制約を受けた。BC州Highland Valley銅鉱山操業への影響は最小限に留まったものの、2021年Q4の同鉱山からの銅精鉱販売量は生産量に比べて5,600t低いものとなった。
 Teck Resources社は、引き続き燃料価格の高騰や調達コスト、人件費の上昇といったコスト圧力が続くと予想しており、BC州Elkview炭鉱の拡張に向けた資機材の移転やTrail製錬所での炉の入れ替えにより、2022年のCAPEXは前年比500mC$増になると見込んでいる。
 チリQuebrada Blanca銅鉱山のフェーズ2(QB2)では2022年下半期の生産開始を計画しているものの、1月にはCOVID-19(オミクロン株)の感染急拡大を受けて従業員の欠勤増加に直面した。同社によれば、COVID-19の影響はQB2の建設完了前までに収束しないと考えられることから、関連コストの見通しを前回の600mUS$から900m~1bUS$に上方修正した上で、2022年のQB2の総開発費用を約2.2~2.5bC$と予想している。
 なお、2021年の原料炭生産量は24.6百万tとなり、Q4販売量は計画量を下回る5.1百万tとなった。Elk ValleyオペレーションではCOVID-19の感染急拡大による一時的な人手不足に陥った。また、ロジスティクス障害により原料炭在庫が積みあがっているため、今後減産を余儀なくされる可能性があるとしている。

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