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ペルー:Antamina銅鉱山、Gobitz社長が2031年の坑内掘り開始の可能性に言及
2022年1月31日付けペルー鉱業技師協会(IIMP)の記事によると、Minera Antamina社のGobitz社長は、Antamina銅鉱山(Ancash州)の採掘方法を、現在の露天掘りから坑内掘りへ移行する可能性を検討している旨明らかにした。
同社長は、本鉱山ではこれまで1,100,000m以上、この5年間だけで22,500mの試錐が実施され、最も深い地点としては現在採掘が行われるピットより1,200m下方の海抜2,200mでの鉱化が確認されている一方、鉱化の深さは未だに把握できていないと説明した。さらに、深部の鉱化が期待に沿うものであった場合、2031年に坑内掘り鉱山の建設を開始、2036年に操業開始、2039年にフル操業に入りたい考えを示した。
一方、本鉱山における課題は剝土比やズリ運搬距離の増加であるとし、大型の新しいトラック6台を試運行中である旨明らかにした。
さらに、本鉱山は銅供給で世界トップ10に入るが、供給量増加の予定はない一方で、インフラや技術の変更により生産量を維持したい考えを示した。そして、生産プロセスにおけるボトルネックを回避するため、採掘した鉱物とズリを破砕や選鉱プロセスに入る前にあらかじめ分類するオアセンシング技術を導入した旨明らかにした。
