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加:三井物産、加Magna Mining社とON州のニッケル・銅・PGMプロジェクトでのJV組成検討に向けた覚書を締結
加Magna Mining社は、2022年1月31日付けプレスリリースによれば、三井物産との間で、加ON州Sudbury南西60kmに位置するShakespeareニッケル・銅・PGMプロジェクトでのJV組成を視野に入れた拘束力のない覚書を締結した。本覚書の対象地域は、同プロジェクトに係る全鉱区のうち2,590haとされ、既存のShakespeare鉱床、露天掘り鉱山予定地、ミル、尾鉱施設、隣接鉱区が含まれる。三井物産は8~10mC$をキャッシュで支払うことにより、Shakespeareプロジェクトの10~12.5%権益を獲得する可能性がある。JVではMagna Mining社がオペレーターとして機能し、両者はニッケル、銅、その他副産物に関するオフテイク権をプロラタで保持する。両者はまた、本プロジェクトの建設開始前までに、三井物産が追加で12.5~15%の権益を取得する可能性についても協議を行う。
Magna Mining社が同日付けで公表したFS結果によれば、マインライフ7.1年間の総生産量はNi 65.7百万lb(約29,801t)、Cu 86.7百万lb(約39,327t)、Co 3.0百万lb(約1,361t)、Pt 93千oz(約2.9t)、Pd 58千oz(約1.8t)、Au 26千oz(約0.8t)、初期CAPEXは232.9mC$としている。また、Ni 8.50US$/lb、Cu 3.95US$/lb、Co 24US$/lb、Pt 950US$/oz、Pd 1,750US$/oz、Au 1,600US$/ozとした場合の割引率6%における税引き後NPVは140mC$、IRRは21.5%、投資回収期間は3.5年と試算されている。カットオフ品位を0.2%(Ni換算)とした場合の露天掘りでの概測資源量は、16.51百万t(Ni 0.34%、Cu 0.36%、Co 0.02%、Pt 0.33g/t、Pd 0.36g/t、Au 0.19g/t、Ni換算品位:0.56%)である。
