ペルー：Southern Copper社、2022年上半期にMichiquillay銅プロジェクト試錐開始の見通し

　2022年2月1日付け2021年第4四半期の決算発表において、Southern Copper社は、同期の純売上高は対前年同期比20.1％増の2,823.7mUS$、また2021年全体の純売上高は対前年比36.9％増の10,934.1mUS$だった一方、2021年の銅生産量は同4.3％減の958,200tだったと報告した。また銅生産量は一時的な品位や回収率の低下により、Cuajone銅鉱山を除く全ての操業鉱山で減少した旨明らかにした。
　Michiquillay銅プロジェクト（Cajamarca州）については、2021年後半にMichiquillayコミュニティおよびLa Encañadaコミュニティと合意締結に至り、2022年上半期の試錐開始を目指していると報告した。さらに本プロジェクトはワールドクラスの案件であり、投資額は2,500mUS$で生産開始は2028年、年間銅生産量は225千tと見込まれると報告した。
　Tia Maria銅プロジェクト（Arequipa州）については、2021年にCOVID-19対策をはじめとする地域貢献を実施し、Islay郡から表彰を受けたほか、エネルギー鉱山省からも地元地域との関係強化を進めていることを評価するレターを受領したと報告した。また本プロジェクトはArequipa州やペルーの経済に多大に貢献できる案件であるとし、ペルー政府がこれらの点を考慮の上、本プロジェクトの鉱山建設開始に必要な措置を取り計らうことを希望すると表明した。