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2022年2月7日 シドニー Whatmore康子

豪:Rio Tinto、職場におけるいじめやセクシャルハラスメントの蔓延が内部調査で明るみに

 2022年2月1日付けの地元メディアによると、Rio Tintoでは、職場でのいじめやセクシャルハラスメントが蔓延していることが、同社がコンサルタント企業Elizabeth Bloderick & Co(EB & Co)に委託して行った企業文化の調査によって明るみになった。EB & Coは同調査において、35か国で約4万4,500人とされるRio Tinto従業員のうち、豪州やカナダ、南ア、米国、モンゴルなどの従業員1万303人(男性6,535人、女性3,420人)を対象とする男女別のアンケート調査のほか、109件のグループヒアリングや85件のマンツーマンヒアリングを行った。また、部外秘の意見書を138件受理したとしている。この調査では、アンケート調査において「過去5年間に職場でいじめを受けたことがある。」とする従業員が全体に占めた割合が男性で46.5%、女性で53.2%となり、「過去5年間に職場でセクシャルハラスメントを受けたことがある。」とする従業員は男性で6.7%、女性で28.2%、「過去5年間に職場で人種差別を受けたことがある。」とする従業員は男性で11.6%、女性で10.1%となったとされている。また、豪州においては、同アンケート調査で先住民またはトレス諸島出身者のうち、過去5年間に人種差別を受けたとする従業員が占めた割合は男性で39.8%となった一方で、それ以外の人種のうち差別を受けたとする従業員が占めた割合は男性で12.4%と、大きな開きが出ることになった。

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