豪：OZ Minerals社、WA州West Musgrave銅・ニッケルプロジェクトにおいてWA州環境保護局の認可を得る

　2022年2月4日付けのメディアによると、豪OZ Minerals社が995mA$を投じて進めるWA州West Musgrave銅・ニッケルプロジェクトが、WA州環境保護局（EPA）の認可を取得したことが明らかになった。同プロジェクトは、Musgrave Provinceにおける総面積20,852haの土地に2つの露天ピットのほか、選鉱施設、発電施設、廃滓処理施設などを開発し、26年間のマインライフに年間10～12百万tの鉱石を採掘するものである。EPAは、同プロジェクトが近接する先住民遺跡や慣習的に利用される土地、地下水や植生物などに影響を与えるとしているが、これらの影響を緩和するための厳格な条件を設けた上で同プロジェクトを認可した。同社は同プロジェクトにおいて、2040年までに自社の事業に関連して排出される「Scope 1」の温室効果ガス（GHG）排出を実質ゼロとすることを目標としており、発電施設においては総規模260MWのうち200MWを太陽光や風力などの再生可能エネルギーで賄うとしている。