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2022年2月17日 北京 塚田裕之

中国:寧徳時代、LIB用銅箔生産に嘉元科技と合弁会社「嘉元時代」を設立

 2022年2月15日付け報道によると、寧徳時代新能源科技股份有限公司(CATL、以下、寧徳時代)は、嘉元科技股份有限公司(Guangdong Jiayuan Technology、以下、嘉元科技)と、広東省梅州市で合弁企業である広東嘉元時代新能源材料有限公司(仮称)を共同出資により設立した。同合弁会社は、生産量10万t/年の高性能電解銅箔プロジェクトを建設する予定で、2期に分けて建設し、それぞれ生産能力5万t/年の予定である。第2期プロジェクト建設開始時に建設完了時期が判明することとなっている。
 同合弁会社の登録資本額は、寧徳時代から1億元、嘉元科技から4億元の計5億元を投入する。今後両社は、第1期プロジェクトの建設状況に基づき登録資本金を20億元まで増資する予定である。
 2021年12月、寧徳時代は嘉元科技と「共同投資経営意向覚書」を締結して共同で合弁企業を設立し、高性能の電解銅箔プロジェクトを投資・建設予定としていた。両社の協力により、それぞれの競争力を高め、サプライチェーンの安定化に貢献する。中国国内の新エネルギー車販売台数が大きく伸びるにつれ、駆動用電池の出荷台数も伸びる。リチウム電池用銅箔は、駆動用電池の重要な材料として、需要量が大きく増加している。

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