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2022年2月21日 リマ 初谷和則

ペルー:Cusco州Chumbivilcas郡の複数コミュニティ、45日間の道路封鎖解除に合意

 2022年2月14~16日付け現地報道によると、2022年1月27日から南部鉱物輸送道の道路封鎖を実施していたCusco州Chumbivilcas郡のCcapacmarca、Huascabamba、Sayhua、Tahuayなどのコミュニティは、2022年2月13日、Torres首相やPalaciosエネルギー鉱山大臣をはじめとする政府代表やMMG Las Bambas社代表と協議を行った結果、以下4点に加えて、今後45日間本道路を封鎖しない旨合意した。
(1)南部鉱物輸送道を国道にカテゴリー変更した運輸通信省令廃止を求める訴訟案件の状況に関して、政府は法務省や憲法裁判所と確認する。
(2)MMG Las Bambas社はCcapacmarca区内の複数コミュニティを「社会環境関心エリア(Area de interes social y ambiental)」に指定する。
(3)政府は持続可能環境投資許可庁(SENACE)による環境影響調査(EIA)修正書の審査状況を確認する。
(4)当該コミュニティや政府、MMG Las Bambas社代表者による作業部会を設置する。
 MMG Las Bambas社は、約2週間ぶりの道路封鎖の解除を受けて、およそ50%に低下していた生産を通常レベルに戻すと発表した。
 一方、Cusco州Espinar郡Coporaque区のCompanocca区長は、2022年2月11日に予定されていた政府やMMG Las Bambas社代表との協議会が開催されなかったことを理由に、2022年2月17日までに政府からの対応が行われない場合、南部鉱物輸送道を封鎖する方針を決定した。

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