豪：Liontown Resources社、WA州Kathleen Valleyリチウム・タンタルプロジェクトにおいて米Tesla社と100～150千t/年のリチウム精鉱オフテイク契約を締結

　2022年2月16日付けの地元メディアによると、豪Liontown Resources社は、同社が473mA$を投じて進めるWA州Kathleen Valleyリチウム・タンタルプロジェクトにおいて、米Tesla社とLi精鉱のオフテイク契約を締結したことを明らかにした。Liontown社は同オフテイク契約に基づき、2024年から開始が予定される当初契約期間の5年間において、1年目は100千/年、2年目からは150千t/年のLi精鉱供給をTesla社に行うとしている。同オフテイク契約は、両社が2022年5月30日までに関連の交渉を完了して詳細を取り決めることや、Liontown社が同プロジェクトでの商業的生産を2025年までに開始することなどが条件に定められている。Liontown社は同プロジェクトにおいて、リチウム精鉱（品位：Li₂O 6％）の生産量を操業当初においては最大500千t/年、その後は最大700千t/年に拡大することを計画しているが、現時点ではオフテイク契約をTesla社のほかに韓LG Energy Solution社と締結しており、これらの契約に基づいたLi精鉱供給量が操業開始後5年間におけるLi精鉱生産量の半分以上を占めるとしている。