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ペルー:鉱業エネルギーグッドプラクティス集約センター(RIMAY)、Cajamarca州での協議プロセス開始を発表
2022年2月17日付け現地紙によると、ペルー鉱業技師協会(IIMP)主催のイベント「PERUMINへ向けて」に出席したInchaustegui元エネルギー鉱山大臣(現コンサルタント及び加Candente Copper社独立取締役)は、2022年にCajamarca州で鉱業エネルギーグッドプラクティス集約センター(RIMAY)の枠組みにおいて地域開発に係る合意形成のための協議が開始されることを明らかにした。
RIMAYは、鉱業・エネルギーセクターにおけるグッドプラクティスの共有推進や、持続的な資源開発による国家発展に向けた産官学民による合意形成を目的として設立され、2019年初頭に第1フェーズの成果として「2030年鉱業ビジョン」が発表された。第2フェーズでは、「2030年鉱業ビジョン」の諸提案に関する地方レベルでの多セクター対話プロセスや合意形成が計画されており、2021年にMoquegua州で最初の地方レベル協議が開始された。
Inchaustegui氏は、2022年はMoquegua州に続いてCajamarca州における地方レベル協議が開始される計画であるとし、既にコンサルタントとの契約締結やCajamarca州政府をはじめとする関係者との調整・準備が進められていることを明らかにした。また、鉱業セクターにおいて提案される社会的戦略は、共存・対話・社会プロジェクト実施による協力関係の改善を通して、社会争議を予防しコミュニティのニーズに有効に対応することであると述べた。
さらに、共有価値の創造を通じた地域社会による鉱業活動の受け入れ実現のためには、鉱山企業は地域の社会問題解決やステークホルダーの生活の質向上、地域クラスターの振興などに取り組み、コミュニティの経済・社会的裨益拡大に寄与しなければならないと説明した。そして、これらの取り組みは、鉱山企業が国に代わって主導するものではなく、国を引き寄せ、国と一緒に実施するものであると述べた。
