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- 鉱種:
- 銅 亜鉛
米:内務省、AK州Upper Kobuk Mineralプロジェクトに通じるアクセス道路建設計画の許認可を見直す動き
加Trilogy Metals社は、2022年2月23日付けのプレスリリースの中で、同社と豪South32社のJVである米AK州北西部のUpper Kobuk Mineral銅・亜鉛プロジェクトに通じるアクセス道路建設プロジェクト(AAP:Ambler Access Project)について、米内務省(DOI)が最終的な環境影響評価書(FEIS)の差し戻しを申請し、アラスカ産業開発輸出公社(AIDEA)に発行された通行許可を停止したことを明らかにした。DOIに対しては、連邦所有地に関して土地管理局(BLM)と合同での決定記録(JROD:Joint Record of Decision)が発行されたことについて、連邦およびAK州の環境非政府組織が訴訟を起こしていたが、今回の見直し措置により、本訴訟も一時停止されることが示唆される。Trilogy Metals社は、AAPや2022年の探鉱計画に与える潜在的な影響について、AK州政府、AIDEA、South32社などの複数関係者と協議を行っているとしている。同社はまた、5年間に亘るAAPの許認可プロセスにおいては、BLMは数多くのヒアリングを実施・精査し、AIDEAは高品質かつ包括的なFEISおよびJRODの作成に5mUS$を費やしたほか、同社はコミュニティや関係者に対する丁寧なアウトリーチを行った上で網羅的かつ確実に実施してきたとコメントしている。
