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ニュース・フラッシュ

鉱種:
イルメナイト ジルコニウム レアアース/希土類
2022年3月2日 シドニー Whatmore康子

豪:Iluka Resources社、WA州Eneabba鉱山におけるレアアース精錬事業の案件に関する最終投資決定を2022年1月~3月四半期に下す見通し

 2022年2月24日付けの地元メディアによると、豪Iluka Resources社は、同社の操業するWA州Eneabba鉱山においてレアアース精錬事業を行う案件において、2022年1月~3月四半期にFSを完了して最終投資決定を下す見通しであることを明らかにした。同社は同鉱山におけるレアアース事業を2020年より開始しており、Phase 1の段階においては、同社の生産したミネラルサンドの副産物として同鉱山の空ピットに貯鉱していた、レアアースを含むモナザイト及びゼノタイムを材料にモナザイト-ジルコン混合精鉱(モナザイト含有率約20%)を2020~2021年に合計106千t販売し、現在進めているPhase 2においては、2021年に選鉱施設の建設を開始した後、2022年上半期には同施設でのジルコン-イルメナイト精鉱とモナザイト精鉱(モナザイト含有率90%)の生産を開始するとし、今回、最終投資決定の見通しについて発表を行ったレアアース精錬事業の案件は、Phase 3に当たるとしている。

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