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ニュース・フラッシュ

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2022年3月2日 ジャカルタ 白鳥智裕

フィリピン:南Cotabato州露天掘り解禁の動き、反対意見に直面

 2022年2月21日付け現地メディアによると、南Cotabato州における露天掘り禁止を解除しようとする州政府の動きに対して、様々な団体が反発している。これは、南Cotabato州委員会が2022年2月18日、州の環境法の改正案、特に露天掘りを禁止する規定についての公聴会を招集したことで明らかになった。
 公聴会は、Sagittarius Mines Incorporated(SMI)社による、数十億PHP(フィリピン・ペソ)の金・銅プロジェクトの開催地であるTampakan町で開催された。同社は、東南アジア最大の未開発の銅・金鉱山の1万haの利用をめざしている。
 改正案では、州内での露天掘り採掘を特に禁止している条例の第22B条を改正しようとしている。
 Marbel教区のカトリック司教Cirilo Casicas氏は、環境と人々への影響から「神でさえ承認しない」とこの事業を非難した。公聴会後の記者会見で、Jerome Millan神父は、州内の露天掘りの禁止を解除しないという多くのグループの立場を、州の指導者が無視し続けることに落胆を表明した。公聴会会場に入ることを許されなかったとされる住民もおり、指導者たちに環境への思いやりを示し、画期的な環境条例を保護するよう求めた。
 州内の露天掘りに反対するグループの連合体であるthe Tampakan Forumを支える一人であるMillan神父は、露天掘りの禁止を支持する署名を少なくとも93,453人分集めたと述べた。この署名は、2021年12月9日にはすでに州理事会に提出されたという。
 カトリックの司祭のグループは、州議会は事を急がずもっと公聴会を開き、すべての部門が代表し、発言を許可されるべきであると述べた。また、「これは権利ではなく特権である。」と司祭の一人がコメントした。

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