閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 その他
2022年3月3日 メキシコ 佐藤すみれ

ホンジュラス:エネルギー天然資源環境鉱山省、全面的露天掘り禁止及び鉱業関連許可の取消しを行う方針を発表

 エネルギー天然資源環境鉱山省は、2022年2月28日付けで発表した声明の中で、国内全土で露天掘りを禁じるほか、鉱業モラトリアムを講じることにより、金属および非金属採掘に係る鉱業コンセッションや各種許可を見直すこと等、以下4点を発表した。
(1)天然資源や公衆衛生を脅かし、人権としての水へのアクセスを制限するなど、ホンジュラスにとって有害となる採取主義的な探鉱許可の承認を取り消す。
(2)ホンジュラス全土における露天掘り禁止を宣言する。
(3)金属および非金属鉱物の探査・開発に関する採掘モラトリアムの承認により、環境許可、鉱業コンセッションの見直し、停止、取消しを行う。
(4)生態学的価値の高い自然地域に対しては直ちに介入し、その保全と国民のための共通の利益を確保する。
 専門誌によると、関連許可の取消しが新規プロジェクトのみに対し適用されるのか、あるいは既存のプロジェクトも対象となるのか、当局に対して明確な説明を求めたものの、回答は得られていない。また、声明の4点目に言及されている「生態学的価値の高い自然地域」に関し、詳細は発表されていない。
 2022年1月に就任したCastro大統領は、2021年9月に発表した選挙公約の中で、2017年までに前政権が付与した計282件の鉱業コンセッションに関して言及し、鉱山会社の進出が社会的対立を引き起こしていると主張したほか、露天掘り採掘に対する鉱業コンセッションの取消しを公約の一つとしていた。なお、中央銀行のデータによると、同国の銀、亜鉛、鉛の輸出による収入は2021年に約130mUS$を計上した。

ページトップへ