閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
イルメナイト ルチル ジルコニウム ミネラルサンド
2022年3月9日 ヨハネスブルグ 原田武

ケニア:Kwaleミネラルサンド鉱山、2021年12月末半期にて価格高騰に伴い収益を伸ばす

 2022年2月28日付け豪Base Resources社の発表によると、ミネラルサンドの価格上昇により、同社の上半期(2021年12月末まで)の収益が過去最高となった。同社がケニアにて操業するKwale鉱山にて、鉱石品位の向上により生産量が増加したとともに、マーケットの旺盛な需要による大幅な価格上昇が収益増に繋がった。同鉱山における上半期の生産量はイルメナイト156,877t(前年同期比8.6%増)、ルチル36,180t(前年同期比7.4%増)、ジルコン12,849t(前年同期比1.5%増)であった。一方、価格は、前年同期比でイルメナイト43%増、ルチル12%増、ジルコン36%増であった。同鉱山は2023年後半までのマインライフになっているが、周辺鉱床の鉱量を同鉱山のマインライフに追加できれば、2024年中旬までの延長も可能であり、現在DFSを進めている。同社は操業中のケニア以外でも、タンザニアにてミネラルサンドの探鉱事業を実施中である。マダガスカルのToliaraミネラルサンドプロジェクトについては、埋蔵量増に伴うDFSの更新を完了したが、引き続きマダガスカル政府との間での財務条件の交渉が続いている。

ページトップへ