豪：Wiluna Mining 社、ロシアのウクライナ侵攻を背景にWA州Wiluna金鉱山からロシア顧客に向けた金精鉱の出荷を停止

　2022年3月4日付けのメディアによると、豪Wiliuna Mining社は、2022年2月24日にロシアがウクライナへの侵攻を開始したことを背景に、WA州Wiluna金鉱山からロシア顧客に向けた金精鉱の出荷を停止したことを発表した。同社は同鉱山において操業立ち上げの段階にあり、これまでに金含有量換算で最大5,650ozの金精鉱2,690tを生産し、2022年2月27日には初出荷をオフテイク顧客である露拠点の大手産金企業Polymetal International社に向けて行っていた。同社は、ウクライナ侵攻が続く期間においては、同鉱山で生産する金精鉱の全てをロシア以外の国における顧客に出荷するとしている。同鉱山は、JORC規定に準拠する資源量が含金量で4.51百万oz（品位：3.90g/t、カットオフ品位1.0g以上/t）と試算されている。