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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2022年3月10日 北京 塚田裕之

中国:2021年、再生亜鉛の生産量が下落

 2022年3月7日付け報道によると、2021年、中国国内の亜鉛地金の生産量640.8万tのうち、再生亜鉛の生産量は85万tで、生産量全体の13.3%を占め、対前年比で下落した。
 中国において、再生亜鉛の生産は主に中小企業が行っており、その価格に対する敏感さ及びコストから、生産量の変動が大きくなっている。2020年上半期は新型コロナウイルス感染症拡大でその状況が一層顕著となり、2021年はクリーンエネルギーによる電力供給問題の影響を受け、鉄鋼業界全体の生産量が減少したため、再生亜鉛の原料、特に亜鉛含有量の高い原料の供給が増えなかった。一方で、亜鉛精鉱の供給が逼迫しているため、再生亜鉛原料係数の増加が一層促進され、再生亜鉛製錬の利益安定が困難となっている。更に電力コスト上昇が、再生亜鉛メーカーの生産意欲に影響を及ぼし、同時に、硫酸亜鉛や酸化亜鉛の輸出が伸び、製鋼所の亜鉛を含む原料使用に流れている。こうしたいくつかの要因により、再生亜鉛の生産量が減少した。

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