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- 鉱種:
- プラチナ パラジウム PGM(白金族)
南ア:PGMメジャー、短中期的にパラジウムを増産することは難しい
2022年3月9日付けメディアによると、ウクライナ侵攻に伴うロシアへの制裁が進む中、パラジウムや石炭などの資源価格が高騰し、ロシア産に代わるオプションが検討されている。南ア・PGM生産メジャーのSibanye-Stillwater社は、一部の顧客からPGMの増産の要請を受けるが、短中期的に増産する柔軟性はほとんどないと語る。また、プロジェクトを加速させることは可能ではあるが、即効性はなく、プロジェクトの恩恵が見えてくるには数か月~数年が掛かる、とも述べた。2月18日の週には、同社CEOのNeal Froneman氏は、「自動車メーカーは、パラジウム価格が高止まりした場合、パラジウムからプラチナへの代替を開始するだろう。」とも語った。同じく南アPGMメジャーのひとつであるImpala Platinum社も、ロシア産パラジウムの供給ギャップを埋める生産能力は限られていると述べている。
