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ペルー:加Hudbay Minerals社、Pampacancha銅鉱山の貢献で銅・金の増産見込む
2022年3月14日付け現地紙によると、加Hudbay Minerals社は、ペルーにおける2021年の生産量について、生産性の向上やPampacancha銅鉱山(Cusco州)の品位増加、金の回収率向上などにより、銅が対前年比6%増の77,813t、金が同306%増の50,306oz(1,565kg)となった旨明らかにした。また2021年にPampacancha鉱山で採掘された鉱石は5.1百万tで、加Whaton Precious Metals社との契約に基づく同社からの4mUS$の追加支払いの条件である4百万tを超えることができたと報告した。
さらに同社全体の2022年における生産量は、Pampacancha鉱山の貢献により、銅が対前年比17%増の116千t、金が28%増の247.5千oz(7,698kg)となるほか、本鉱山の品位増加により同社全体の2024年の生産量は銅が34%増の133.5千t、金が59%増の307.5千oz(9,564kg)となる見通しを明らかにした。また、近傍のConstancia銅鉱山北部エリアにおける探鉱を継続しており、この調査結果を2022年3月の資源量や埋蔵量更新に反映させる方針を示した。
さらに、Llaguen銅プロジェクト(La Libertad州)においても試錐16孔(合計7,000m)を実施中であり、現時点で分析結果を受理した5孔全てで鉱化を捕捉しており、また、初期の予測資源量を定める試錐第2フェーズを2022年第3四半期に実施予定であると報告した。
同社は、2021年にPampacancha鉱山やカナダのNew Britaniaミルなどの成長案件に250mUS$の投資を実施した一方、2022年はこれまでの成長戦略の成果が現れる最初の年になるとの考えを示した。
