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2022年3月17日 リマ 初谷和則

コロンビア:鉱山エネルギー省、金の化学的フットプリント特定によるトレーサビリティ確保を推進

 2022年3月10日付け現地紙によると、鉱山エネルギー省は、Nacional大学の協力を受けたコロンビア地質サービス(SGC)を通じて、金の化学的フットプリントを特定する分析システムを開発し、運用を開始した。
 この分析システムとは、金粒子に含まれる微量元素の同定と定量化を行うことである。この体系的な分析の結果から、コロンビアの金鉱床から産出する金粒子の化学的特徴を表す証明書を備えた大規模なデータベースが完成する予定である。
 金の化学的フットプリントの特定は、鉱業当局による管理を強化し、金のサプライチェーンにおけるトレーサビリティの確保を可能にする。Sandoval鉱山担当副大臣は、「鉱物の取引プロセスの透明性を高め、輸出事業の信頼性を高めることになる。原産地の特定が可能となり、外貨獲得が促進される。」と説明した。

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