加：International Battery Metals社、商業規模のモバイル型リチウム直接抽出プラントの組み立てに成功

　加International Battery Metals（IBAT）社は、2022年3月14日付けプレスリリースによれば、米LA州で初の商業規模のモバイル型リチウム直接抽出プラントの組み立てに成功したことを発表した。工場への受け入れ試験が完了した後、かん水の受け入れと塩化リチウムの生産を開始する計画。5千t（炭酸リチウム換算）の年間生産能力を有する本プラントは、9名の作業員により10日間で組み立てが完了したという。同社によれば、20千t/年まで生産能力拡張は時間をかけずに可能であり、また20千t/年規模の炭酸リチウムを生産するのに必要なモバイル型プラント建設にかかるCAPEXは最大120mUS$で、建設から生産開始に要する期間は1.5年間に抑えられるという。同社は2022年中旬に商業規模のユニットを南米のかん水へ適用する計画である。