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- 鉱種:
- ネオジム プラセオジム コバルト レアアース/希土類 ニッケル リチウム
豪:連邦政府が印政府とクリティカルミネラルの投資パートナーシップを締結、リチウムイオン電池の材料となるコバルトやリチウムなどの鉱物資源を重要視
2022年3月14日付けの地元メディアによると、豪連邦政府は、印政府とクリティカルミネラルの投資パートナーシップ「Australia-India Critical Minerals Investment Partnership」をこのほど締結し、同パートナーシップに5.8mA$を拠出することを明らかにした。豪連邦政府の豪貿易投資促進庁(Austrade)は、同庁が2021年7月に発表した、同パートナーシップの可能性に関する報告書において、インドでは今後10年間に、輸送機関の電動化や送電網における蓄電容量の拡大を行う必要性が生じていることを背景にリチウムイオン電池(LIB)の製造が増加することが見込まれているが、LIBの材料となるコバルトやニッケル、リチウムの調達を全て輸入に頼っているため、同パートナーシップにおいてはこれらの鉱物が重要視されるとしている。また、同報告書では、インドでは電気自動車(EV)の需要や風力発電の容量が増加していることから、これらの自動車や発電施設で使用されるホウ素磁石の材料となるネオジムやプラセオジムの需要が増加しているため、これらの鉱物を含む軽レアアースも、LIBの材料となる鉱物と並び、同パートナーシップにおいて優先視される鉱物となるとしている。
