ペルー：政府、南部鉱物輸送道を巡る諸問題の解決に向けた作業グループを設置

　2022年3月13日、政府は首相府決議003-2022-PCM/SGSDを公布し、「Cusco州Chumbivilcas郡Ccapacmaca区の南部鉱物輸送道に係るSayhua、Tahuay、Ccapacmarca、Huascabamba等の農民コミュニティの要請対応を目的とする時限的な作業グループ」を設置した。
　本作業グループは、2022年2月13日に上記のコミュニティが45日間の道路封鎖停止の条件として政府、Minera Las Bambas社の間で交わした合意書の内容の実行や、南部鉱物輸送道をめぐるコミュニティによる要請への対応を目的として設置された。エネルギー鉱山省を筆頭に上記自治体やコミュニティ、首相府社会対策協議室、運輸通信省、環境省、法務省の代表者を構成員とするほか、3つのサブグループが以下の作業を担う。
（1）南部鉱物輸送道設置に伴う道路のカテゴリー変更に係る運輸通信省決議RM372-2018-MTC/01.02の廃止要請の手続き状況のモニタリング（コーディネーター：運輸通信省）
（2）Las Bambas銅鉱山に係る環境影響調査第4回修正書（MEIA）の審査状況やコミュニティ・リレーションズのモニタリング（コーディネーター：エネルギー鉱山省）
（3）公的弁護サービス（デモ抗議などを行ったことにより告訴されたコミュニティ住民を特定し、公的弁護を提供する）（コーディネーター：法務省）