インドネシア：PT PLN、PT Antam製錬所への電力供給に向けて電力購入契約を締結

　2022年3月16日付け現地メディアによると、国営電力会社のPT PLNは、東Halmahera州のPT Antamが所有するフェロニッケル製錬所の操業を支援する準備が整っている。PT PLNは、2022年に稼働する製錬所に80MVA（メガボルトアンペア）の電力を供給する予定である。2022年3月14日に、PT PLNとPT Antamの間で、電力購入契約（PJBTL）が締結された。
　PT PLNの社長であるDarmawan Prasodjoによれば、本契約後、PT PLNはすぐに電力供給を行うことができるように、東Halmahera州への稼働していない発電機の移転を実行する。
　PT AntamのNicholas Kanter社長によれば、この製錬所は、インドネシアの鉱物ダウンストリームを支える国家戦略プロジェクトの1つである。
　この電力購入契約を通じて、PT PLNは今後30年間、フェロニッケル製錬所に電力を供給することになる。電力需要を満たすため、PT PLNは南Sumatra州の51MWとJambi州の60MWの発電機2基を東Halmahera州に移設し、PT Antamの製錬所への電力供給を最適化する予定である。