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- 金 アルミニウム/ボーキサイト ニッケル
インドネシア:PT Antam、2021年決算は増収・増益
2022年3月16日付け現地メディアによると、PT Antamは、フェロニッケルの売上が比較的横ばいだった一方で、主に金の販売強化により昨年の収益と利益を増加させた。
2022年3月16日付けのPT Antamの報告によると、2021年の収益は、前年度の27.37tIDR(インドネシアルピア)から38.44tIDRに40%増加した。純利益は2020年の1.15tIDRと比較して、1.86tIDRと62%増となった。
2021年の金の売上高が25.94tIDR(総収益の67%)と、最も貢献した。2021年の金の販売量は、2020年の28.28tから前年比33%増の29.38tとなり、同社史上最大となった。同社のPongkor金鉱山とCibaliung金鉱山からの2021年の金生産量は、2020年の1.67tから1%増の1.69tとなった。
一方、フェロニッケルの売上高は、2021年、同社の総収益に2番目に貢献し、6.36tIDR(総収益の17%)となった。2021年のフェロニッケル生産量と販売量はそれぞれ25,818t(ニッケル純分)、25,992t(同)となり、2020年と比較して比較的横ばいであった。
2021年のニッケル鉱石生産量は11.01百万wmtに達し、2020年の4.76百万wmtから131%増加した。生産されたニッケル鉱石は、同社のフェロニッケル工場の原料として使用され、残りは国内市場で販売された。
2021年のニッケル鉱石販売量は7.64百万wmtに達し、2020年の3.3百万wmtと比較して132%増となった。また、2021年のニッケル鉱石の売上高は4.38tIDRに達し、2020年の売上高1.87tIDRから135%増となった。
売上・販売実績及び世界的なニッケル価格の上昇傾向に支えられ、2021年のニッケルセグメント(フェロニッケルおよびニッケル鉱石)のセグメント営業利益は4.33tIDRとなり、2020年のセグメント営業利益2.22tIDRと比較して95%増となった。
2021年のボーキサイトとアルミナセグメントの売上高は1.43tIDRに達し、総売上高の4%に貢献した。
