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2022年3月30日 北京 塚田裕之

中国:国家発展改革委員会・国家エネルギー局、「水素エネルギー産業発展中長期計画(2021年~2035年)」を発表

 2022年3月23日、国家発展改革委員会と国家エネルギー局は、「水素エネルギー産業発展中長期計画(2021~2035年)」を発表した。同計画では、水素エネルギー産業の発展を推進する政策と、産業発展における各段階の目標を以下のとおり定めた。

  • 2025年までにコア技術と製造プロセスを確立し、燃料電池車の保有台数を約5万台に増やし、水素ステーションを増設する。
  • 再生可能エネルギーによる水素製造量を100~200千t/年に引き上げ、年間のCO2排出量を1~2百万t削減する。
  • 2030年までに水素エネルギー産業技術革新システムとクリーンエネルギー水素製造・供給システムを構築し、カーボンピークアウト実現を支援する。
  • 2035年までに、水素エネルギーの多元的利用を実現し、エネルギー消費に占める再生可能エネルギーによる水素製造の割合を拡大する。

 これらの目標を実現するにあたり、水素エネルギー産業の発展を推進する政策を以下のとおり定めた。

  1. 水素エネルギー産業の革新的システムを構築する。重点分野及び重要な段階に注目し、産業革新における支援の基盤構築に力を入れる。コア技術能力を向上させ、専門人材チームの養成を推進する。
  2. 水素エネルギーインフラ施設を統一的に設置する。その土地に応じた水素製造施設を設置する。保存・運送システム及び水素充填ネットワークを着実に構築する。
  3. 交通、工業等の分野を含む水素エネルギーの多元的利用を秩序正しく推進し、商用化発展ルートの形成を探求する。
  4. 水素エネルギー政策と制度構築を図り、水素エネルギー産業の基準を設定し、チェーン全体に対する安全管理・監督を強化する。

 同計画は、産業革新を発展の中心に置き、水素エネルギーの調製、貯蔵、輸送、応用の産業全体に注目してコア技術の課題研究を行うこととしている。また、設備の自主制御能力を拡大し、産業チェーンや産業革新の融合的な成長・促進を深めるとしている。
 その他、陽子交換膜燃料電池技術の革新・推進を加速し、材料を開発し、主な性能及び大量生産能力を拡大する。燃料電池の信頼性・安定性・耐久性を向上させるとしたほか、新型燃料電池等の技術開発を支援し、コア部品及び重要設備に対する研究開発・製造促進に努める。再生可能エネルギーによる水素製造転化率及び装置1台の水素製造規模の拡大を速める。水素エネルギーインフラ施設段階におけるコア技術等を開発する。

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